Tamayama Tetsuji News - 玉山鉄二

Thursday, February 28, 2008

玉山鉄二初めてのワル…フジ系「薔薇の-」で冷酷な外科医演じる

 俳優、玉山鉄二(27)が放送中のフジテレビ系「薔薇のない花屋」(月曜後9・0)で悪役に初挑戦することになり、都内で撮影に臨んだ。主演の香 取慎吾(31)扮する英治の人間関係をひっかき回す外科医役。脚本家、野島伸司氏(44)の作品の大ファンでもある玉山は「ピュアな故に凶器のような男」 となるため万全の役作り。3月3日放送の第8話から登場する。

 25日放送分の予告で後ろ姿だけ映った長身の男の正体は、玉山が演じる、ドラマ後半の鍵を握る重要人物だった!

 花屋を営みながら、8歳の一人娘を男手ひとつで育てる心優しい男、英治。その謎に包まれた過去と深いかかわりを持つ冷酷な男、神山舜(こうやま・しゅん)に玉山は扮する。有能な外科医で、暗さが宿った冷たい表情が印象的だ。

 英治と、竹内結子(27)扮する目の見えないふりをして英治に接近する女性、美桜のヒューマンラブストーリー。人気脚本家、野島氏による3年ぶりの連ドラで、謎の多い人間模様と1話ごとに明かされる新事実が反響を呼んでいる。

 英治の敵とも受け取れる役どころの神山。玉山は「表面的には毒のあるセリフが多く、とげとげしいですが、内面では本当の愛を知らず愛に飢え、自分を守るのが精いっぱい。ピュアなゆえの凶器みたいな男だと思います。単なる悪ではない」と深く理解して役作りに臨んだ。

 玉山にとって、野島作品は思い入れが深い。高校受験を控えた中学3年の時にTBS系ドラマ「未成年」にハマり、勉強以外に興味を持ち出して受験に 失敗したといい、「野島さんの作品に出合っていなかったら、第一志望の高校に進学して、今の仕事はやっていなかったかも」と話す。野島作品の魅力は「人の 本質に迫る不思議なこわさ」だという。

 玉山を起用した稲田秀樹プロデューサーは「一見クールで裏にはナイーブさがある。人間描写が深い野島作品の悪役にピッタリ」と期待。平均視聴率 18.4%、最高22.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と1月期の民放ドラマでは最高の数字をたたき出している話題作が、若手屈指の演技派の登場で ますます盛り上がりそうだ。

★嬉しい香取との初共演…似顔絵プレゼントする仲

 「未成年」にも出演していた香取と今作で初共演が実現したことに、玉山は「思ってもなかったことで不思議ですね」と喜んだ。バラエティー番組で一 度、顔を合わせたことがあり、その時、香取は玉山に何かインスピレーションを感じたようで「似顔絵を描いてプレゼントしてくださったんですけど、なぜか髪 形しか描いていなかったんです。今でも大切にとってあります」。演技でも息の合った掛け合いが期待できそう?

2008/2/28 Sanspo